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Channel: コースケの田舎主義
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米子の愛宕神社と出雲街道

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前回は就将小学校の近くの総泉寺に散歩したら立派で驚いた!ということ記事にしたんですが、その総泉寺から市街地に向かい100mほど歩くと愛宕神社の入り口に出会います。

P201210171
愛宕神社は全国に何百とある鎮火の神様で、総本山は京都にある神社です。
そういえばココの地名は米子市愛宕町、この神社の山はきっと愛宕山でしょう。

私のモットーは
 「階段があれば登ってみよう、脇道があれば入ってみよう」

モットーに忠実に、階段の高さにややビビりながら登ってみました。
すると・・・


P201210172

登った先には、まさかの次の階段。。。

へこたれながらも登った先には・・・


P201210173

再び「まさか」

往年の愛宕神社は、今や「愛宕神社跡」の石碑になっておりました(ガクっ)

それでも、階段も跡地も明らかに人が手入れしていまして、頭が下がります。
どうやら9号線側には山頂への登山口もあるそうです。


さてさて、看板の案内によりますと、どうやら総泉寺とか愛宕神社(跡)の前を通る広くは無い路地が、かつては「出雲街道」として姫路から松江を結んだ幹線道路だったそうです。
たたらの鉄を関西市場に運んだ道、アイロンロードですね。

妙なところで頑張って図にしてみました。

P201210174

江戸時代とかの幹線道路である出雲街道は、今の9号線ではなくて元町サンロードの路地で、それがまっすぐこの愛宕神社、総泉寺に続いて、米子西高の近くを通ってから安来に向かっていたわけです。

当時の愛宕町エリアは幹線道路のロードサイドで、しかも米子城の一面を守る重要なエリア。
だから武家の社寺を置いて、いざというときには兵も配置できるようにしたんですね。
実際に騒動に際して兵が集合したこともあったようです。

当時はきっと賑やかだったことでしょう。
今やなかなか想像できませんが。

でもまあ、こういう想像は好きです。

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