米子市の「まちづくり偉人伝キッズツアー」に参加してきました。
山陰歴史館からスタートして、まずは後藤家の蔵を拝見

後藤家の業績は米子の人には言わもずがなです。ご当地に鉄道を初めて施設されました。個人の名前が付いた「後藤駅」は全国でも珍しいそうですが、米子のために尽くしたいただいた名家です。
蔵の中が気になりますね~。

後藤家から加茂川沿いを戻ります。蔵もクリスマス仕様に。
加茂川の遊覧船乗り場の付近には何人かのカッパ像があります。
ちょうどこの日は4体目の新カッパ像の除幕式ということでした。
というわけで、お披露目です。

かわいいカッパ家族ですね。
ここから笑い通りに抜けて、坂口家→今井書店と散策します。

昔の今井書店、今でも教科書販売を行っています。
武家の方がはじめられた商売だそうですが、今の本の学校に至るまで、米子の文化を支えている書店です。

休日でしたが、特別に中にも入らせていただきました。
何やら由緒ありそうなものが並んでいます。
個人的には「山葉ピアノ」の特約店カンバンが気になります。
現在のヤマハですね。
オルガンやピアノはすべて輸入品だった時代に、創業者の山葉寅楠さんが職人魂を燃え上がらせて国産化に成功したときいています。
さて、まち歩きはこの後は新小路を通って寺町へ・・・日蓮宗妙興寺にお邪魔します。

この日はずいぶん急ぎ足の散策でして、話好きの住職さんに「時間が無いからちょっとだけ・・・」と無理をお願いすることになりました。
妙興寺といえば、米子城の家老・横田内膳の菩提寺です。
米子城の初代城主・中村一忠は幼かったので、執政は家老の横田内膳が行い名采配を振るったのですが、その才覚を妬んだ人達に謀殺され・・・という話があったはずのところ、全て省略(笑)

宝物の横田内膳像の掛け軸など拝見さえていだきました。
まち歩きの最後は創業210年の長田茶店です。
長田吉太郎社長の解説でお点前の体験をさせていただきました。

米子は、お抹茶の消費がおそらく日本一なのだそうです。
和菓子が豊かな松江の方が多いと思っていたので意外でした。
ところが、松江のお抹茶は上流階級の文化で、庶民は抹茶の和菓子を食べながら「煎茶」を飲むのだそうです。ああなるほど。
米子の家ではホントに気取らずにお抹茶を飲みますからね。
私も「10時のお茶を飲もう」といえばお抹茶を飲んで育ってきましたわ。
それにしても雨の中で子供2人連れの急ぎ足まち歩き、いっぱいいっぱいでした(汗)
拝見した内容のほとんどは2人の頭には入っていないと思いますが、それでも、こうして歩いて廻ったことが何か「ふるさと」の思い出になればいいなあ。