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Channel: コースケの田舎主義
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彫刻ロード散策(冬のモニターツアー②)

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先ほどまでふたご座流星群を見ていました。
冬の山陰には珍しい晴天で、何十もの流れ星が降ってきて、すばらしかったです。

目覚まし時計は無しで起きられるかどうか神様にお任せしていたんですが、息子に蹴られて目が覚めまして、神は意外と身近にいました。

さて、早起きついでに、書きたいなあと思っていた、米子のまちなかをめぐる冬のモニターツアーの続きを書いちゃいましょう。

P201212141

場所は駅前イオンの目の前です。
この彫刻は「化石の街 No.3」、鳥取県出身の井田勝己さんの彫刻です。
船の上に街があるみたいに見えます。
村上春樹の小説「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を思い出しました・・・って、小説の内容の方がうろ覚えなのですが、不思議なものです。

P201212143

この彫刻は「心の旅・星空」
解説いただいた学芸員さんは
 「人に見えたりゾウに見えたり、正解は無いんですよ。自由に見てください」
とやさしくおっしゃっていましたが、いやいや、正解は人だと思いますよ。
頭も手足もどこかに行っていて、なんとなくショッキングです。

そういえば、国語のテストを作品の作者本人に出したら正解できなかった、という笑い話を聞いたことがあります。
本当の話かどうかわかりませんが、まあ作品の解釈なんていいかげんなものです。

P201212142_2

これもやっぱり駅前イオンの前にあって、作品名は「こすもす」。
お花のコスモスではなくて、宇宙を意味するコスモのようのです。

この辺まで来ると、抽象彫刻にも少しだけ慣れてきました。
つるつるピカピカの彫刻は、どうやら光の反射を見ると面白いようです。
晴れた日にまた見てみたいです。
とりあえずこの作品は、君はコスモ(小宇宙)を感じているか?で分かる人は感じてみましょう。

P201212144

ビッグシップの前の方に歩いて行くと、彫刻「磯祭」に出会います。

正直、今までの作品は、ふ~ん、、というのも多かったのですが、この作品ホントに楽しい。
子供のような鬼のような、想像が膨らみます。
見てるいるとなぜかニコニコしてしまいます。

私の感覚では、何かわからない抽象彫刻より、こんな人や自然の形がわかる彫刻が素直に心が動きます。

今回は学芸員さんに解説いただきながらの散策でしたので、抽象彫刻でも何かと見るポイントを教えていただきましたが、やっぱり??な形の彫刻は、ふ~~~ん、でした。

音楽でも、現代音楽といわれる抽象ジャンルは興味が湧かないので、彫刻もそれと同じかなあ。
自分の好みって、こうしてたくさんの数を比べてみることで、初めて分かってきます。

P201212145

ビッグシップ前にひときわ大きな彫刻が、「月に向かって進め '96」。
今日の記事の最初の写真の彫刻を作ったのと同じ、鳥取県出身の井田勝己さんの作品です。

ビッグシップにちなんだ船の彫刻なんでしょう。
カッコいいです。
ずっと見ているとワクワクしてきます。
(銀河鉄道999を思い起こしました)

P201212146

そしてこちらは彫刻ではなく、ビッグシップ前の公衆トイレ。
彫刻ロードにふさわしい(?)芸術的なトイレです。

なんといっても寒い寒いまち歩きでしたから、ありがたく使わせていただきました。

ここから彫刻ロードは新加茂川沿いに湊山公園に続くわけですが、それはまた次の機会にご紹介します。

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